hide-okierabu’s blog

管理会社勤務23年間の実務経験を活かしてマンション管理の真実を公開し社会善へ向けて日本の旧体質を打破して行きたい為に開設致しました。

マンション管理の適正化

来年2月からマンション管理評価が本格的にスタートする。以前から疑問に思っていた事がある。

ソフト面を主体に適正化が進められ一定の標準化が図られ評価された。

しかし、ハード面の使用やコストはなおざりにされバラツキが目立つ。

管理組合→管理会社→ブローカー→実施業者の流れで法定点検・メンテナンス・小修繕が実施される。当然に管理組合を除き各々の会社の利益が取られる。管理組合は仕様や価格の適正化を知らない。ここにメスを入れない適正化は無意味であろう。

又、国交省はマンション管理は自主管理を念頭にマンション管理の指導を今もしていると信じたい。適正化や評価はマンション管理組合員へ如何に標準化した仕様や価格をリリースできるかにあると考える。

管理会社は基本的に基幹事務のソフト面を行い、ハード面は管理組合が主体に業者を決めるように出来れば管理委託費、諸工事費のコストダウンになる。管理会社やブローカーにフィーを支払う意味を検証する事が大事と考える。

例えばエレベーター点検・機械式駐車場点検やその工事に管理会社は何を持ってしてフィーを取っているのか?ソフト面で実施履歴や支払手続きでフィーを取るのは理解できるがメーカー対応でしか出来ない専門性の高いメンテナンス・小修繕・工事に管理会社がフィー取る意味はあるのか?

この点も加味し適正化・評価の基準を定めマンション管理の適正化を進めるべきと考える。