hide-okierabu’s blog

管理会社勤務23年間の実務経験を活かしてマンション管理の真実を公開し社会善へ向けて日本の旧体質を打破して行きたい為に開設致しました。

久しぶりに投稿します。

管理会社及び管理会社をコンサルする会社を垣間見ました。

ビックリしたのはタイムスリップしたのか?って思うくらいの会社が実在していたのです。これはコンサル会社からすればドル箱会社です。

マンション管理新聞でのランキング150社位の会社には有り得ない状態と思います。何の為に「マンション管理適正化法」があるの?って言いたいし・・・技術面は殆ど一般化されて標準化されているのに全くそれが無視されているし、それが当然とばかりに日常業務が履行される。標準化された巡回点検マニュアル・貯水槽清掃マニュアル・雑排水管洗浄マニュアル・給排水設備点検マニュアル・建築設備点検マニュアル・消防点検マニュアル・・・全て無視されて、管理業界無経験者が「巡回点検」と称して1~2回/月で点検サービスを提供する。同業他社に比べれば破格の値段で点検できる。しかし、一般的な有資格者や業界経験者による点検ではない為、突発的な緊急断水等の事後保全的対応が頻発する。だが、これが当然とばかりに継続されて未熟な素人管理と対応が続く。フロントのレベルが極端に低いが、管理会社の花形である発言・権限は実在する。

こんな吹き溜まり管理会社に経験者や有資格者が入社し変化をもたらそうとしても負荷が大きく自滅し去る者が後を絶たない。負のスパイラルが継続されて「管理不全マンション」が都内に増えてゆく。管理会社の差別化が大きくなり、高経年マンションに管理「不全」のレッテルが横行する時代が来ているのであろうか?

マンション管理士として東京都マンション管理実態調査PTに参加しながら・・管理組合と管理会社、管理会社と業者、管理会社とコンサルティング会社の関係に極端なグレーを感じた。行政が「管理会社」に対して指導監督が見直される時が今と感じ、将来「区分所有法」に限界が発生して管理業界の限界点が日の目に晒されてみながビックリした時、マンション管理は崩壊しているような気がする。そもそも「空間の権利」を有する法であるからだ!