hide-okierabu’s blog

管理会社勤務23年間の実務経験を活かしてマンション管理の真実を公開し社会善へ向けて日本の旧体質を打破して行きたい為に開設致しました。

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本当に久しぶりの投稿になります。

多忙でかまけてしまいました。

「管理不全マンション」調査で知ったこと、自主管理物件で管理組合運営・理事会等が機能していなかったが、5年前に一人の御婦人が立ち上がり理事長となってから独学でマンション管理を学び奮闘していた。今回の調査対象物件リストに記載されており、外見上完全に「管理不全」と思われる様相を呈していた。4階建て26戸、空き家が4件程外から確認できる。屋上には草が生い茂り、ELV・エントランスは無くいきなり階段が3ヵ所ある。理事長さんは仕事が忙しく9月に一度ヒアリングを予定していたが都合で流れ流れになり11月末の調査締め切り後の12月にヒアリング日時が決定。

御会いしてビックリ、ペットに関する規約を改訂していた。又、昨年給水設備の改修工事を実施。適正化法には今一適合しないが、理事会・総会を開催して滞納物件の競売もしている。議事録等は存在しないが、一応記録が存在する。長期修繕計画もないが修繕積立金を積み上げて大規模修繕工事を計画している。空室に関する関心も高く、又総会出席(委任・議決権行使書らしきものを含む)90%を超え、皆で不動産会社や知人に協力し1~3か月で埋まるそうです。

管理不全から脱出しつつあるが、管理不全に陥いっている状況。建物の老い・人の老いが一番影響する「管理不全」。行政やマンション管理士の力や取り組みが重要になっている現状です。一定のマンション適正化法・・・管理会社・管理業務主任者マンション管理士等に関する決め事となっているが、自主管理物件に関する「区分所有法」の整備が急がれることだろう。一定基準の管理が実施されている管理組合の「修繕積立金」の公的「供託機構」を10年前から提唱しているが、誰一人として聞いてくれない。管理会社がコントロールできる大規模修繕、そしてその積立金。ここをしっかりと公的に管理して行くと管理会社・大規模修繕工事関係会社等の健全なる整備につながると思う。

如何でしょうか?少し乱暴でしょうが一考の価値は有ると思います。

激動の2017年を大勝利で終え、「栄光」の2018年を全力スタートして参りましょう(^_-)-☆