hide-okierabu’s blog

管理会社勤務23年間の実務経験を活かしてマンション管理の真実を公開し社会善へ向けて日本の旧体質を打破して行きたい為に開設致しました。

3.11の影響を受けた関東のマンションの不思議

増圧ポンプの謎

3.11以降、関東でも電力供給の制限が実施され生活上ご不便を強いられた方々は多数入らっしゃると思います。

火力発電が急遽再利用されたり・・・。原発の影響を実体験した方々も居られると思います。原発肯定派ではありませんが、以下のようなことがありました。

千葉県の某マンション、帰宅してシャワーを浴びながら定期定に行っている「白髪染め」を行っていた。季節は秋から冬に入っていた。鼻歌を歌いながら面倒な染色剤を髪の毛に塗布し、一定時間経過して洗い流そうとした。その時、事件は起きたのだ。シャワーが出ない、お湯も水も・・・。何だ!怒りと共に原因を探したが見つからず、管理会社の緊急センターに電話。通常対応で処理され・・原因不明。頭髪は最悪の状態・・賠償等の話を管理会社・販社にするも・・・原因不明では対応できませんとの回答。

原因はマンション全戸に給水する「増圧ポンプ」の停止である。管理会社の技術部門や販社関係の施工会社が対応するが・・半年間も進展なし。

管理組合からも販社を通じて管理会社に圧力が掛かる。管理会社は大手(DA)で管理職は社内的立場を考慮し保身に入り、販社や施工会社的見地に立ち判断を誤る。

その間、12~2月の夜21:00頃に決まって2~3回全戸断水が発生する。だが・・この間、管理会社・販社・施工会社の誰一人として現場に確認に行ったものは皆無である。

販社建築部のK部長が取った行動は「管理会社何やってんだ・・」水道局を巻き込み本管水圧測定を場違いな管理会社にやらせて・・管理がなってないんだよ。

高圧的な態度で管理会社に接するデベロッパーJOIのK部長。問題が大きくなり、小生へやっと相談が来た。防寒着をきて21:00前後30分を目途に待機。寒風が吹き抜ける屋外増圧ポンプのカバーを外し、その時を只管待つ。21:05エラー信号発生、リセットボタンを押し続けてモニターを確認、メーカーの川本ポンプに緊急連絡。原因が判明する。

原因究明の為に、会社を超えて船橋在住の以前勤務していた大手N管理会社の技術部長に連絡しメーカー待機を行っていた結果の成果である。

「電圧不平衡率」世界標準規格で出来た高性能ポンプは電圧不平衡率が3%を超えと基盤保護やシステム保護目的で受電を遮断する機能が搭載されている。

結果を販社・施工会社の意見を無視して「東電」へ報告、理事会に出てきて説明した東電・・・他には御内密に。1か月に渡り測定器をマンション周辺に設置し現象を確認。冬場であったこと、仕事帰りの方々帰宅し一斉に暖房を使用し電圧の均衡が一瞬崩れたことが判明。その影響で高性能電気機器が保護目的で受電を遮断した結果であった。

その後、東電は年度事業計画で送電ルートの分配整備を行い当該マンションへの負荷をなくする事業を実施したが、費用は電気料金に反映された。

販社・施工会社・管理会社の上層部は・・・余計なことしやがって「騒ぎ過ぎだと」。電力供給の安定化の下に世界に誇る製品を提供する日本、あの時以降・・こんなことも実際に起きていました。

又、余談ですが・・3.11当日の夜、日中に社員に待機を命じ翌日から現場確認をして、現地に来た証の掲示を用意させ宣伝効果を狙い、時間いっぱい仕事を強制し買い出しにも行けず少ない食料を分け合って食べ、デスクで仮眠をとっている社員を捨て置き、新宿御苑ビル3階で昼間いち早く総務社員に買い出しをさせて置いた酒・食料を口に入れながらあの惨事をPCで見ていたH・Y・S・・・・これが大手管理会社なのか?違うでしょう!外面は仏の姿を取りながら内面は夜叉の如き能脱命者がコーポレートガバナンス等を宣い社員をリードし行く・・・2025年東京不動産大暴落の一端を担う愚かな状況か!