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久しぶりの投稿になります。
先日、豊島区主催の「マンション管理セミナー」で講師を担当しました。
「理事って何するの?」「管理組合運営あれこれ」「管理会社活用法」について80分(質疑10分)講演しました。時間的に厳しい中でしたが、基本的に重要なことが見落とされているような質問が多かったように思います。
・理事会の委任状は?
・理事会の代理出席は?
・理事会で決めることは?
・委任状・議決権行使書の適正判断は?(特に白紙委任状の扱い)
・管理委託契約書の契約内容の未掌握
・管理会社は何をしなければならないの?
・総会出席予定の方が総会前日に「亡くなった」場合の議決権の扱いは?
・etc・・・・
*約70名超の方が参加されて講演終了後の質疑の多さと具体性が豊島区のマンション管理に関する取り組みの「高さ」及び関係区民の関心度の「高さ」にビックリ致しました。昨年5月~今年3月迄東京都の実施する5年毎の「マンション管理状況調査PT」に参加し管理不全状態に関する実態調査で「人の老い・建物の老い」に関する一種の不安感を抱きました。今、区分所有者の方々は今後5~10年以内に来るであろうマンショ管理の限界点を十分に考え、管理会社とのかかわりや自主管理の運営について真剣に取り組む必要があると思います。
豊島区では初めての講演でしたが、皆さんの真剣さ及び豊島区が取り組んでいる「2時間4回迄無償」で専門家派遣を実施していることも管理士として大変うれしく感じた次第です。高齢化にともない1人暮らしの方々も増えつつあり、加えてコミュニティー不足で孤立し管理組合運営が困難な管理組合も散見され始めています。
今一度、御自分のマンションの管理に関して少し考えてみてはいかがでしょうか?