hide-okierabu’s blog

管理会社勤務23年間の実務経験を活かしてマンション管理の真実を公開し社会善へ向けて日本の旧体質を打破して行きたい為に開設致しました。

老朽化するマンション・高齢化する居住者、今回「管理不全マンション」のPT及び調査に直に参加して知ったこと。それは・・・法が整備され当然に建築されたり、途中で用途が変更されて区分所有建物として販売される建築物の中に区分所有法やマンション適正化法が全く適用されない、いやその法の存在すら知らない居住者が住む集合住宅が存在しているんだってこと。5年置きに皆さんの税金を使い実施されている調査、これが調査の為の調査であり、当時者の立場を重視して何ら奇抜な画期的な調査内容が排除されて実施されている実態がある。裏付けとして十数年も不全リストに記載されていながら改善されていないマンションが数百棟存在している実態がある。何の為の調査?何だろうか・・・。所詮、外野的に公的な立場を護る為に一応調査する?違うでしょう?本来の調査の目的は原因を的確に知り改善する、又は改善に取り組むことにあると思う。

調査の為の調査は本来要らないし、答申書も発注側の意思にそぐわないと修正させられる。厳しく言えば「ガス抜き」的な調査があらゆる公的機関の中で行われている感がするのは自分だけなのだろうか?

大手デベロッパー系列の管理会社勤務23年を経てマンション管理士として活動を始めたが・・・榊淳司氏の書籍「2025年東京不動産暴落・マンション格差・マンションは日本人を幸せにするか」等を読んでみたが同感する点が多々ある。いずれ区分所有法や建て替え法が無意味になる時がやってくるのだろうか?管理会社とはいったい何なのか?銀行やそれに近い企業がマンションの経理関係を行い、修繕積立金供託機構が出来て管理会社抜きの業者主導の大規模修繕競争が行われるようになると面白い時代になると思いますが・・・。