hide-okierabu’s blog

管理会社勤務23年間の実務経験を活かしてマンション管理の真実を公開し社会善へ向けて日本の旧体質を打破して行きたい為に開設致しました。

都議選の猛暑の中、チビットマンション管理関係についての現状報告です。

マンションの高経年に伴い保険の問題が近年発生してきております。漏水等のリスクが高くなり、更新時の料金UPや更新を渋る動きが出てきております。

この問題にメスを入れたのがマンション管理士会と某保険会社。国交省のマンション適正化指針を基準に査定を行い、適合したマンションに格安の保険を推奨するものです。講習を受け診断の鑑定を行うに支障のない鑑定士が合格認定のもと公正に鑑定し保険会社へデーターを提出し判断されます。全国的にかなりの件数の管理組合が適正診断を受け初めています。

この動きに困惑顔をし始めたのが「管理会社」。多くの管理会社は保険の代行をしています。特に大手は「漏水事故・物損事故」に関して業者斡旋を行い、一定のマージンを得ております。「マンション管理適正化診断サービス」は某保険会社がマンション管理士会と協力して開発した商品、高経年マンションの理事長や組合員が管理士会に申し込み関連エリアの管理士会に連絡が来て、国交省の標準化指針を基に現場確認や規約・長計・総会資料・法定点検報告書・工事履歴等を確認し診断評価を行うと同時に管理組合へ診断レポートを提出します。管理会社への協力要請は必然的に行われますが・・・のらりくらり、理事長と連絡が取れない、返答がない・・とはぐらかしたり。当方は管理組合からの申し込みで動いているのに管理会社が判断する余地はないし、管理会社が邪魔をする権利は毛頭もない。

マンション管理士として正式に活動を始めて1年半位になりますが、管理会社が管理士の業務や活動に非協力的な面が目立ちます。マンション管理士もマンション管理業者も互いにマンション適正化法に基づきマンション管理に携わっています。対等な立場ですので管理組合と管理士が了承した事項に関する管理会社が行うべき業務に関しては早々に履行して頂いものである!